浅草演芸ホール・浅草東洋館のご案内asakusa engei hall asakusa toyokan

浅草演芸ホール


伝統的な寄席スタイルでお客様に笑いと感動を与える浅草演芸ホール

浅草演芸ホールは、日本の伝統的な演芸文化を尊重しつつ、現代のエンターテインメントと融合した舞台です。東京・浅草に位置し、日本各地から集まる落語家や漫才師などのアーティストたちが、笑いと感動を提供する場として親しまれています。

当演芸場は通称「公園六区」と呼ばれる東京都台東区浅草の歓楽街の中心地に位置する都内有数の落語定席の1つで、明治40(1907)年に開場した日活株式会社の前身となる映画館「三友館」からの流れを引き継いでいます。

日本の伝統的な芸術形式である「寄席」のスタイルを今も大切にしている当演芸場では、観客席に座ると、まるでタイムトラベルしたかのような雰囲気の中で、独特のリズムとユーモアでお客さまを魅了する古典落語の名作が繰り広げられる舞台を中心とした笑いの渦に身を投じることができます。

また、次世代の才能を育てる場でもあり、これまで数多くの若手落語家たちがここで舞台経験を積み、成長していきました。

古今亭志ん朝、立川談志、五代目三遊亭円楽など名だたる名人が下積み時代を当演芸場で経験し、各方面で活躍するようになった後も、忙しい合間を縫って当演芸場の高座に上がることを望み、寄席特有の空気感を楽しんでいました。

近年は、テレビやYouTubeなどの新たなチャネルとの連携を積極的に行っており、テレビ番組やドラマ、ドキュメンタリーなどのさまざまな番組に出演・制作協力を行うことで、落語についてあまり知らない若い世代とのタッチポイントを増やすことにも取り組んでいます。

伝統を守りながらも新しい才能が成長し活躍する機会の創出に注力することで、日本の演芸文化の未来を担う若手人材の育成機関としても、当演芸場は重要な役割を果たしているのです。

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浅草東洋館


漫才や漫談などのいろもの、新たな笑いをお届けする浅草東洋館

浅草東洋館は、日本の伝統とモダンなエンターテインメントが融合した演芸場で、かつては「浅草フランス座」という名で多くの人々に親しまれたストリップ演芸場が前身となっています。

当時の浅草フランス座は、新しいエンターテイメントが生まれる場所として、同館の名付け親である永井荷風をはじめとする多くの文化人から愛された演芸場でした。

ストリップの幕間に行われるコント劇では、井上ひさしが台本を書いたりビートたけしがコントを演じたりと、フランス座からキャリアをスタートし大きく羽ばたいて行った著名人は数多く、浅草東洋館となった現在でも「新たな笑いが生まれる地」として多くの若手芸人を惹きつけてやまない演芸場となっています。 また、円形に配置された浅草東洋館の観客席は、芸人と観客との距離が近いことから、どの席に座っていても、ステージ上のパフォーマンスを間近に楽しむことができるという特長があります。芸人の演技や息遣いが間近に感じられ一体感に包まれる空間は、浅草東洋館ならではの大きな魅力です。

「浅草フランス座」が平成12(2000)年に閉館し、現在の浅草東洋館の形で生まれ変わってからは、「いろもの寄席」という独自のエンターテインメントスタイルを得意とする演芸場として、伝統的な寄席文化に新たな息吹を吹き込んでいます。

「いろもの寄席」とは、多彩なジャンルの芸人が舞台に登場し、バラエティ豊かなパフォーマンスを披露するスタイルです。浅草東洋館では、漫才、コント、漫談、音楽、ダンス、即興漫才などのさまざまなエンターテイメントが一つの寄席の中で織り交ぜられ、観客に楽しさと驚きを届けています。

いろもの寄席では、新しいアイディアや才能が生かされた演目も登場し、古典的な寄席の要素とモダンなパフォーマンスが融合することで、幅広い世代の観客が楽しむことができるきわめてバラエティに富んだ公演を提供しています。

このような新しくも魅力的な寄席スタイルは、浅草東洋館を浅草随一の観光名所として際立たせており、伝統とモダンが織りなすミックスエンターテイメントを楽しむために、国内外から多くの観客を惹きつけています。

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